「osocu」清水さん

織り(Ori)・染め(SOme)・括り(CUcuri)の文字を繋げて「OSOCU」

OSOCUの清水さんと最初にお会いしたのは、2023年の9月。(スケジュール帳振り返りました-)

私には、「オリジナル服」への憧れがずっとあり。

数年前にもチャレンジしてみたのですがあまりの金額の高さに撃沈💧

このワンピースでこの金額・・・なら、販売価格いくらになっちゃうのー!? と。

その頃、ちょうど本の出版も決まった頃だったので、まずは本の執筆に専念!

(で、完成したのが”嫌われたくないあなたの28日間レッスン”です☺)

そこからも、決して諦めたわけではなく

「どうしたら、作れるんだろう」は、常に頭の片隅に。

もちろん頭の中で考えるだけではなくて、調べて調べて調べまくって・・・

でも、分からず。

ふぅぅぅぅ~~~~~

なら、自分で作るかと、ミシンを購入!・・・したものの、ミシンタイムがなかなか取れず。

だとすると、販売できるまでになるにはどれくらいかかるのだ!?

「途方に暮れる」なおさん。

  無理なのかなぁ

  しなくてもいい!ってことなのかなぁ

色々、頭に浮かぶけれど、私の良いところは

諦めの悪いところ!←そう!長所なの

そこからも、時間がとれれば調べて。

そんなことを繰り返して繰り返して出会えたのが

「OSOCU」の清水さんです。

最初に「事務所」に伺ったときはびっくりしました。

え!?ここにあるの?・・・というような住宅地の中。

中に入れてもらうと

おぉぉ~~~!

正に「服作りの現場!」

緊張していた心と身体から力がい~い感じに抜けて

すごくワクワクしてきたんです。

専門的な事は何も分からず・・・

ただ、ただ「お洋服が好き」という私に、オリジナル服を作るには・・・ということを

すごく丁寧に教えて下さった。

それこそ、かかる費用など「お金」のことも聞きやすかったのは助かりました。

(humオリジナル服誕生までストーリーは、また別記事で書きますね!)

そうなんです!

清水さんは、「何でも聞きやすい」オーラーがあって。

  コレ知らないなんて、仕事できないやつって思われる~

  コレ聞くなんて、セコい思われる~

↑っていうのが一切なく笑

「?????」って思ったこと、素直に聞けちゃうんです。

今回「OSOCU」のことについて、色々お聞きしました。

OSOCUは、清水さんが立ち上げたブランドではありません。

「アパレルの仕事で20年以上、商社的な仕事をしてましたよ。」

忙しく充実した毎日。だけれど、

「このままでは、日本で服を作る人がいなくなる!」

そんな危機感もあったと。

そんなときに、清水さんの努めていた会社の社長が立ち上げていた

「OSOCU」に誘われたんだそうです。

「OSOCU」のお洋服は地元愛知県の知多木綿、名古屋黒紋付染、有松絞などが使われていて。

知多木綿は、江戸時代から日本の衣文化を支えてきた愛知の素材。旧式の織機がゆっくりと生み出す生地。

OSOCUの黒は日本の伝統工芸にも指定される名古屋黒紋付染。400年の歴史を持つ伝統の黒なんです。

愛知に生まれ育ったのに、知らなかったことばかり・・・全て、清水さんから教えていただきました。

 OSOCUは「作り手と使い手が無理なく持続的に関われる社会の実現」というビジョンがあり、

 それにはまず、服作りを支える様々な職人の存在を着る皆さんに知ってもらわないと

OSOCUに部署異動して3年。

清水さんに「楽しいですか?」そうお聞きしたら、「楽しいですよ!」って。

 「服作り」を通して、技法や伝統を残すということに大きく関われているし、

 何より、作り手の顔が見える。

 野菜でいったら「地産地消」「産地直送」みたいなイメージ!

(なるほどなぁ~)

今年から、清水さん自身も「自分でシャツを作ってみよう!」と

1日5時間ミシンと向き合っているとか。(←すごい!)

「まだまだですけどね!」

なぁんておっしゃっるけれど、

「OSOCU」には、”おそく”作る(新作にこだわらず、良いものを磨きながら長く作る)という意味も込められていて。

いつか清水さん作の1点物が生まれるかも!

この前の打ち合わせでは、色々な楽しい企画がポンポンと浮かびOSOCUさんとhumで

一緒に「何か」ができる日がきそうな予感♪

「OSOCU」には、伏線として毎シーズン追われるように新作を作るアパレルへのアンチテーゼとして、

”おそく”作る(新作にこだわらず、良いものを磨きながら長く作る)という意味も込められているとか・・・

「その日」がくるのを、どうぞゆったり気長にお待ち下さいね♪